外貨定期預金の金利の高さが注目されている。
鳴動する政治。終息しない戦乱。乱高下する市況。その先にあるのは活況か、暗転か――。
『週刊東洋経済』12月23-30日 新春合併特大号の特集は「2024年大予測」。世界と日本の行方を総展望する。
メガバンクの一角である三井住友銀行が米ドル建て外貨定期預金(1年)の金利を、従来の税引き前0.01%から5.3%に引き上げるという2023年9月のニュースが話題になった。
なぜ急にここまで金利を高めたのか。理由の1つは、大和ネクスト銀行やauじぶん銀行などのネット銀行との金利差が非常に大きくなっていたことだ。
銀行によって条件が異なるものの、同商品の金利は大和ネクスト銀行が6.5%、auじぶん銀行とSBI新生銀行は6.0%と引き続き三井住友銀行を上回る。
米国で急速に進んだ利上げを反映し、いずれの銀行も主要通貨では米ドル建ての金利が最も高い。
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