利上げなぞどこ吹く風。大手銀行も参戦し、住宅ローンの金利競争は激化の一途をたどる。銀行の思惑を探った。

住宅ローン金利をめぐる銀行間の競争は収まる気配がない(写真:梅谷秀司)
ネット銀行が低金利攻勢をかけ、住宅ローン市場を席巻する――。そんな構図が転機を迎えている。
その象徴が、2024年12月時点における、各銀行の変動型住宅ローンの最優遇適用金利だ。大手銀行が0.3%台を提示し、ネット銀行との序列が逆転している。とりわけ異次元の水準を死守するのが三菱UFJ銀行だ。0.345%という金利は、日本銀行のマイナス金利解除前から不変だ。
「独歩安」戦略が奏功
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