有料会員限定

銀行VS不動産会社「貸出金利」を巡る緊迫の攻防戦 金利や手数料などの融資条件で駆け引きも

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

金利上昇を受け、銀行と不動産会社の駆け引きがすでに始まっている。ひとつのプロジェクトの事業期間が長い不動産会社は、金利が大幅に上がると支払い負担増による利益へのダメージが大きい。一方、銀行も「あの手この手」で金利を引き上げようとする。

借り入れによるレバレッジ(てこ)がカギを握る不動産ビジネスにとって、金利上昇は看過できない問題だ。写真はイメージ(写真:今井康一)

特集「不動産&マンション 新次元」の他の記事を読む

金利上昇の影響が不動産業界にも忍び寄っている。日本銀行は2024年7月、政策金利を0.25%まで引き上げた。利上げはここで打ち止めとはならず、市場では2025年以降も複数回行われると見込まれている。

市場金利の上昇を受けて、銀行の貸出金利も上昇に転じている(下図)。融資自体が絞られている気配は今のところないものの、借り入れによるレバレッジ(てこ)がカギを握る不動産ビジネスにとって、金利上昇は看過できない問題だ。金利や手数料などの融資条件をめぐり、銀行と不動産会社とのつば迫り合いが起きている。

次ページ「とってつけたような理屈」で利上げを交渉
関連記事
トピックボードAD