キーエンスが劇的成果出す「チーム行動の数値化」 「一般的なマネジメントの数値化」と何が違う?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

逆に、プロセスごとの数値がKPIを達成できているかどうかを日次で追跡できているマネジャーであれば、本来あるべき理想の状態を具体的に把握できていますから、部下に対して具体的な改善策を指示することができます。

その結果、部下も自分が何をすべきか明確に理解できるので、マネジャーを信頼して行動することができます。しかも、実際に成果を上げることができますから、チーム全体のモチベーションを高い状態で維持することができます。

これが、チームにおいて「キーエンスの数値化」を取り入れるべき理由です。

数値で「マネジメントを見える化」する

キーエンスではチームを数値でマネジメントするために、各メンバーの出した数字を合計した数字を確認することから始めます。全体の数字がKGIに対して不足していれば、プロセス単位の数字を確認します。

プロセス単位でKPIに到達していない数字を見つけ出したら、そのプロセスにおける各メンバーの数字を確認します。すると、そのプロセスにおいてどのメンバーが成果を出せていないかを見つけることができます。

このように、チームの状態をメンバーごとにプロセス単位で確認できる透明性が、数値化の大きなメリットです。

一方、数値化において透明性を確保できていないマネジャー(中小企業では経営者自身の場合もあります)は、月末に初めて業績が悪いことに気づいて、「なんでこんなに数字が足りていないんだ!」と感情的になってしまうのです。

しかし数値化によってマネジメントに透明性を確保できていれば、まさに問題が生じているリアルタイムで改善策を指示できますので、月末になって慌てることがありません。

したがってチームの数値化は、メンバーにとってもマネジャーにとってもお互いにストレスフリーな関係を維持できる施策だと言えます。

つまり、マネジャーが日次でチーム全体のプロセス単位の数字を追跡することは、チーム全体の行動の結果を追跡することであり、問題のあるプロセスを見つけ出してメンバー単位の数字を確認することは各メンバーの行動の結果を追跡できていることになります。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事