「声を良くしたい人へ」超簡単な"魔法の1分練習" たった1分「これが自分の声!?」と驚くほど上達

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次の文章は、誰もが知る、夏目漱石の『坊ちゃん』の出だしの一文です。

まずは普通に読んでみてください。

親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。
小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて
一週間ほど腰を抜かした事がある。

次に、いま解説した「声が良くなるポイント①~④」をしっかり意識しつつ、次のポイントに従って読んでみてください。

の部分で軽くポーズを取る(間をおく)
赤字部分(小供の時/飛び降りて/腰を抜かした事)を高い声で読む
青字部分(損ばかり)を感情を込めて読む(ご自分の表現で大丈夫です)

親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。
小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて
一週間ほど腰を抜かした事がある。

いかがでしょうか? ほんのちょっとのことで「声」も「読み方」も、かなり違うのがおわかりいただけたのではないでしょうか。

1分もかからない朗読ですが、こうした1日1分朗読を続けることで、「声」と「話し方」も劇的に変わります

事前に「強調する部分」を書き込んでから読もう

「魚住式朗読法」は、このようにただ文章を読み上げるのではなく、事前に「読み方のプラン」を立て、強調をする部分に書き込みをしてから読むという、テクニカルな朗読方法です。

そしてこの方法はもちろん、スピーチ原稿やプレゼンの資料にもお使いいただくことができます。

新刊『話し方が上手くなる! 声まで良くなる! 1日1分朗読 何度でも読みたい名文・名作編』では、「魚住式朗読法」のテクニックを詳しく紹介しています。参考にしていただけたらうれしく思います。

私のYouTubeチャンネル(魚住りえチャンネル)では、本書掲載の名文・名作の「朗読のお手本」が聞けます。こちらもぜひ聞いてみてくださいね!

(動画:魚住りえチャンネル/YouTube)
魚住 りえ アナウンサー

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うおずみ りえ / Rie Uozumi

フリーアナウンサー。元日本テレビアナウンサー。ボイス・スピーチデザイナー。大阪府生まれ、広島県育ち。1995年、慶応義塾大学卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティー、情報番組などジャンルを問わず幅広く活躍。代表作に『所さんの目がテン!』『ジパングあさ6』(司会)、『京都心の都へ』(ナレーション)などがある。2004年に独立し、フリーアナウンサーとして芸能活動をスタート。これまでおよそ500本の作品に携わる。とくに各界で成功を収めた人物を追うドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系列)では放送開始から10年間ナレーターをつとめた。各局のテレビ番組、CMのナレーションも数多く担当し、その温かく、心に響く語り口には多くのファンがいる。また、およそ30年にわたるアナウンスメント技術を活かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、現在はボイスデザイナー・スピーチデザイナーとしても活躍中。声の質を改善し、上がり症を軽減し、相手の心に響く「音声表現」を教える独自のレッスン法が口コミで広がり、「説得力のある話し方が身につく」と営業マン、弁護士、医師、会社経営者など、男女問わず、さまざまな職種の生徒が通う人気レッスンとなる。現在は、定期的に10~15人を募集し、スクールでグループレッスンを行っている。魚住式スピーチメソッド

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