旧ジャニーズ「新社名」、末尾に"O"がつく深い理由 「STARTO ENTERTAINMENT」の名前に見える4つの論点

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一見すると「どう読んでよいのかわからない」というのは事実だし、違和感を覚える人も多い。実際にSNS上では別の読み方を投稿している人も多数見られた。なかには、下ネタを連想している人までいた。

上で述べた4つのポイントに照らして考えてみよう。

1の「旧ジャニーズ事務所を想起させる名前は完全に排除する必要がある」点にについては、旧ジャニーズ事務所は全く想起されない名称になっている。

“O”を末尾につけることで、2「商標権の侵害への配慮」、3「識別性、独自性などの担保」についてもクリアーきている。

近年においては、ネットの検索で引っ掛かる(関連サイトが上位に表示される)、SNSのハッシュタグとして活用できるという点も重要だ。「STAR」や「START」では、これは担保できなくなる。ここでも、末尾の“O”が有効に働くのだ。

問題は4「社名の社会的受容性、流通性への考慮」であるが、SNSの口コミを見る限りでは、現時点では担保できているとは言えない。ただし、この名称が本格的に使用され、広く受容されるようになれば、解消されるのではないだろうか。

スタ担?スタオタ?

SNS上では、これまでのファンを意味する「ジャニオタ」が、今後は「スタオタ」「スタ坦」になるのでは? といった声が飛び交っている。同音反復が多く、少し間が抜けた感じはするが、いずれこうした呼び名が受け入れらえる可能性は高い

会社名の略称として、「スタート」が使われるか、「スタエン」が使われるか、あるいは別の略称が使われるかはわからないが、それは企業側が指定するものでも強要するものではない。ただ、何らかの呼びやすい略称が流通することになるだろう。

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