韓流台頭も事務所を退所した「辞めジャニ」へのニーズが高まる。
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旧ジャニーズ事務所の性加害問題は日本の芸能界とメディアの課題をあぶり出すものになった。2024年も同事務所所属タレントの起用判断が踏み絵のように扱われ、メディアでの露出も抑えられていくと思われる。
今後、韓流アイドルなどの台頭が予想される中、誰が「ポストジャニーズ」の座を勝ち取るのか? その答えを握るのは熱狂的なファンの勢力、“ファンダム”である。
まず騒動の渦中にある旧ジャニーズ事務所は、社名をSMILE-UP.に変え、タレントマネジメントの新会社・STARTO ENTERTAINMENTを発足させた。しかし厳しい船出で、約5万人を動員する年末恒例のカウントダウンコンサートは開催見送りを決定し、NHK紅白歌合戦には所属タレントの名前はない。紅白出場ゼロは1979年以来44年ぶりだ。
これらは、徹底した問題意識の表れでもあるが、一方で自粛を美徳としたパフォーマンスに見えなくもない。人権を尊重する姿勢や事務所の被害者補償、再発防止の取り組みは必須だが、ファンのニーズに今後も応えていかない限り、凋落の一途をたどるだろう。
そんな中、所属するSnow Manが独自にユーチューブ生配信を大みそかに企画。希望を見いだす試みだが、既定路線からの脱却を印象づけられるかが問われる。
高まる“辞めジャニ”へのニーズ
一方、事務所を退所した、いわゆる“辞めジャニ”へのニーズは高まるだろう。
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