変化が著しいゴルフ界は今後、どうなっていくのか。
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ゴルフ界は変革の渦中にある。コロナ禍は若者を中心にゴルフブームを巻き起こし、米国では新スタイルのエンターテインメント施設が人気となった。
代表格の「トップゴルフ」は、練習場とレストランバーが融合したような場所で、家族や友人と手ぶらで来て飲食しながら球を打ち、打った球は高性能カメラが追尾して打席モニターでゲームやバーチャルラウンドが楽しめる。
米国では2022年に、ゴルフ場以外でゴルフをする人口がゴルフ場でプレーする人口を逆転、いわゆる「オフコースゴルフ」と呼ばれる新市場が急速に拡大している。
トッププロを取り巻く環境も変わった。
22年、サウジアラビア政府系ファンドが立ち上げたLIV(リブ)ゴルフは1試合数十億円という高額賞金に加え、出場人数48人、予選落ちなしの3日間競技、各ホールから一斉にスタートするショットガン方式といった「時短」と、音楽が流れる会場や個人戦と団体戦が同時進行という「新たな興奮」をゴルフ界にもたらした。
新秩序が形成されていく
フィル・ミケルソンらメジャー覇者が相次いでLIV参戦を表明したことで危機感を覚えたPGAツアーは、提携する欧州ツアーとともにLIV出場選手に罰金や出場停止処分を科し、対立は法廷闘争に突入した。
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