「子どもの学習意欲」がどんどん高まる親の語り方 好奇心を掻き立てるストーリーテリングの方法
小学生のお子さんを持つ親御さんは、できるだけ、生きる力や魅力に溢れた実在の人物の物語を、たくさん紹介してください。そして、パパとママのお仕事についても話してあげるとよいと思います。
「こんなにすごい研究ができるのは、どんな人なんだろう?」「こんなにすごい都市を作ったのは?」「こんなに魅力的な絵を描いたのは?」「こんなにすごいサービスを作ったのは誰なんだろう?」。偉大な人物に対して抱く、このような疑問が、子どもが社会で生き抜く力を育みます
児童期こそ、空想ではなく「事実」を
「なぜ?」「どうして?」を熱烈に知りたがる児童期に、空想ではなく、事実についてじっくり考えることで、子どもたちは現実を理解し、現実を生き抜くためにはどんな力が必要かを、自分自身で考えられるようになります。
創りものの世界を楽しむことは、もう少し大人になってからでも十分にできます。しかし、宇宙のすべてを知り、地球で本当にあったことを学びたいと熱望するパワーがあるのは、児童期ならではなのです。
ただし、お子さんがすぐ興味を持たなくても、大人は気にしないことが大切です。そこで無理やり調べさせたりすれば、子どもはやる気を失ってしまいます。大人は「興味の種」をできるだけたくさん蒔いて、蒔いたことを忘れるくらいで、ちょうどいいのかもしれません。
そして、1年、2年……と経って、子どもが忘れた頃にまた紹介してください。その頃なら、もしかすると興味を持ってくれるかもしれません。でも、持ってくれなくてもいいのです。子どもが興味を持つ対象は、一人ひとり違います。その違いを観察し、認めて、その子が興味を持っている対象を深掘りして考えられるように手伝ってあげることも、大人の大切な役割のひとつです。
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