注目集まるがバラ色とはいい切れないインドネシア高速鉄道の延伸計画。
コロナ禍収束で、人々の移動が復活し、新幹線需要も回復の一途をたどっている。
『週刊東洋経済』12月9日号の特集は「無敵の新幹線」。ビジネスパーソンの移動にはなくてはならない新幹線の「強さ」やサービス、技術力、そしてリニアなど今後の見通しについてリポートする。
今年10月18日からジャカルタ─バンドンで商用運転を開始したインドネシア高速鉄道(愛称ウッス)。平均乗車率は9割を超えており、平日14往復・土日祝日18往復を運行している。
11月11〜12日の週末には1日の利用者数がついに2万人を突破。首都ジャカルタ(ハリム)とバンドン(テガルアール)が結ばれたことは、東京─大阪が新幹線で結ばれたのと同義で、両都市が1時間弱で結ばれるインパクトは大きい。
在留邦人にも欠かせない足となり、「新幹線より速くて揺れない」「静かだ」と驚きの声があふれている。
高速鉄道が走るジャワ島は、インドネシアの国土面積の10%に満たないにもかかわらず、人口の約6割である1億5000万人が集中。ジャカルタはもちろん、地方部にまで満遍なく、人口密度の高いエリアが広がる。
巨額の建設費をどう返済するか
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