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JR東海と西日本は再上方修正も「新幹線四季報①」 コロナ禍から回復鮮明、中間期は全社増収増益

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JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州の今期業績見込みは。

乗客でごった返すJR東京駅の新幹線ホーム
夏休みの帰省や観光でごった返すJR東京駅の新幹線ホーム(写真:共同)

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コロナ禍収束で、人々の移動が復活し、新幹線需要も回復の一途をたどっている。
『週刊東洋経済』12月9日号の特集は「無敵の新幹線」ビジネスパーソンの移動にはなくてはならない新幹線の「強さ」やサービス、技術力、そしてリニアなど今後の見通しについてリポートする。
週刊東洋経済 2023年12/9号[雑誌]
週刊東洋経済 2023年12月9日号(12月4日発売)は「無敵の新幹線」を特集。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。バックナンバー常備店はこちら

JR上場4社(JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州)の2023年度第2四半期決算は、各社ともに大幅な増収増益だった。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、人の動きが回復し、鉄道利用が増えたことが最大の理由だ。

増収率はJR東海の前年同期比28.9%増からJR九州の12.1%増まで差がある。これは全売上高に占める運輸業の比率の違いが大きい。JR東海は売上高の8割を超えるが(営業利益では9割超)、JR九州は4割にすぎず、不動産(賃貸・販売)の比率が23%。不動産はコロナ禍でも安定的に稼ぎ下支えしたが、収束後の回復期には成長の足かせとなった。

運輸業はコロナ前比9割と想定上回る回復ぶり

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