仕事に「モチベーション」を求めがちな人の大問題 きっかけより「始められる仕組み」のほうが大事

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コーヒーを飲むために一度立ち上がる習慣があると、「あれっ、何のためにこの作業をしていたんだっけ?」と仕事を振り返る機会ができます。ムダな作業にハマっていると気づけば、それをやめることができるのです。

「疲れたら休憩する」をやめる

これまでの調査によって、コーヒーを飲みながら仕事をしたり、おやつを食べながら作業をすると、どうしても効率が悪くなることがわかっています。

コーヒーを飲んだままで作業をすると、休憩のタイミングを見失って、疲れたり、眠くなってしまうことになります。

この仕事が終わったら、温かいコーヒーを飲んでひと休みしようとか、この作業が終了したら、甘いおやつを食べよう……というメリハリの利いた状況を意図的に作った方が、作業効率が格段に高まります。

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「集中する時間」と「休憩する時間」を明確に分けているから、彼らは仕事が早く進み、残業沼にハマリ込むことがないのです。 

多くのビジネスパーソンが、「疲れたら、休憩する」という働き方をしていますが、そうした休み方によって、疲れが取れることはありません。

疲れが出た時点で、すでにエネルギーを使い過ぎていますから、休憩によって気分転換はできても、疲れが取れることはないのです。

成果を出し続けている人たちは、「疲れる前に休憩する」ことを重視しています。

越川 慎司 クロスリバー代表取締役

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こしかわしんじ / Sinji Koshikawa

通信会社、ITベンチャーの起業などを経て、2005年にマイクロソフトに入社。業務執行役員としてPowerPointやExcelなどの事業責任者などを歴任。2017年に株式会社クロスリバーを創業。ムダ取りコンサルタントとして800社以上、17万人を超えるビジネスパーソンの効率アップを支援。日常業務にひそむ「名もなきムダ仕事」の撲滅に注力する。「株式会社クロスリバー」では、メンバー全員が週休3日・週30時間労働を継続。著書に『仕事ができる人のパワポはなぜ2色なのか?』(アスコム)ほか多数。

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