「おむすび権米衛」普段買い需要を捉えるこだわり イベント買い「おにぎりぼんご」は1個300円台が中心

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毎週のように、通勤途中に駅近くの別のチェーン店に行く男性(30代)は、「朝食を食べ損ねたとき、ランチの時間が取れそうにない日に、職場で手軽に食べられるおにぎりをテイクアウトします」と話す。こうした朝食用や昼食用に買うのが一般的だろう。

「当店の人気ベスト3は、紅さけ(190円)、明太子(200円)、焼きたらこ(210円)の順です。これ以外に月替わりの期間限定商品もご支持いただいています」(鈴木副社長)

ちなみにアメリカやフランスの店でも「サーモン」(日本円で約390円)が一番人気だという。現地の料理で使う食材としての安心感もあり、味がイメージできるようだ。

おむすび権兵衛
「紅さけ」(奥右)と「紀州南高梅」(奥左)、手前は「ゆず香る とり塩むすび」(筆者撮影)

期間限定品でこだわる3大方針

10月24日から期間限定品として出したのが「ゆず香る とり塩むすび」(200円)だ(現在は終売)。商品説明には「鶏のうま味と塩味の炊き込みごはんにゆずの香りをプラスした、上品な炊き込みおむすび」となっていた。期間限定品はどんな方針で商品開発しているのか。

「“有機”(オーガニック)、“旬”、“郷土”の3つです。有機は創業以来のこだわりで、なるべく農薬や化学肥料を使っていない食材を使います。旬は食材のおいしい時季、郷土料理で使われる食材も踏まえながら開発します。『ゆず香る とり塩むすび』は、冬に鶏鍋を塩味で楽しむイメージを意識しました」(鈴木副社長)

今年は年明け以降「恵方巻」→「鯛めし」→「釜揚げしらす」→「桜えび天ばらむすび」→「山菜むすび」といった順に期間限定品を出してきた。11月28日からは「塩麹納豆むすび」を販売した。

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