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晩婚子なし夫婦が「不人気の老猫」を迎えた理由 中高年でもペットと暮らすことを諦めない方法

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ソーシャライザーは、聴導犬候補の子犬を2カ月から3カ月程度の短期間預かり、社会化訓練をするボランティアです。訓練というと難しく感じますが、とくに難しいことはありません。一緒にカフェやショッピングモールなどいろんなところにお出かけするだけでも社会化訓練になるんです。一番大切なのは子犬に「人間って信頼できる。大好き」と人を信じてもらうこと。

日本聴導犬協会からお預かりした候補犬ももたろうくん(3歳)は、元繁殖犬。日本聴導犬協会にいるほとんどの犬が保護犬や理由があって譲渡された犬です。先代の愛猫おばけちゃんと(筆者撮影)

「人間の食べ物をあげない」「イタズラをしても叱らない」など、日本聴導犬協会の決めたルールを守って育てるだけで、特別なスキルは必要ありません。ただし責任は重大です。「わが家での暮らしの積み重ねで、この子の未来が変わるんだ」と思うと、気持ちが引き締まります。

晩婚のため子どもも持てず、(ロスジェネ世代で、不況の影響を大きく受けたとは言え)人生のほぼ大半をフリーターでろくに税金も払わず、とくに世のため人のためになるようなことをしないまま40代後半になった私にとって、子犬を通して社会貢献するということが、社会へのささやかな恩返しでもあります。

このボランティアを知ったとき、「猫がいるから無理」「わが家は狭いから無理」「マンションだから無理」と思って諦めそうになったのですが、子犬の間にさまざまな環境で暮らし、どんな場所でも順応できるようにするためのボランティアなので、「猫がいる狭いマンションで暮らす」ということが大切な社会化訓練になるそうです。

まずはスタッフと協会犬による家庭訪問があり、わが家の生活スタイル、室内や近隣の環境、わが家の猫が子犬にフレンドリーに接してくれるかなどのチェックに見事通過して、晴れてソーシャライザーとしての活動がはじまったのでした。

犬ごとに違う性格、それぞれが持つかわいさ

日本聴導犬協会から初めてお預かりした元聴導犬のかるちゃん(13歳)も保護犬出身です。犬を飼ったことのないわが家に、犬との暮らしをレクチャーしにきた先生で、愛猫おばけちゃんは、かるちゃんにおすわりを教わりました(筆者撮影)

今まで10匹の犬がわが家にやってきました。短い子は1カ月、長い子は8カ月、だいたい1匹あたり3カ月ぐらいわが家で一緒に暮らしました(1匹だけ猫との相性が悪くて数日で帰った子がいます)。

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