日高屋「飽きないチャーハン」の意外すぎる"正体" 実は炊き込み&鶏の胸肉を使用!そのルーツは?

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
拡大
縮小
具材はいたってシンプル。味付けも飽きがこないあっさりめで合わせるメニューを選ばない(筆者撮影)

チャーハンだけでなく、付け合わせのスープもポイントです。中華そばのスープとはまた違う、キレのあるスッキリとした味わいで、チャーハンを一口食べるたびに「飲みたい」となる味でした。

公式Webサイトで「よりおいしく、飽きのこない味を追求」を謳っている通り、シンプルイズベストを体現したチャーハンといえるでしょう。

レンゲですくいやすい、パラパラとしっとりのバランスがとれた一品。大ぶりの炒り卵がうれしい(筆者撮影)

飽きのこない味で毎日でも通えるチェーン

ここであらためて、日高屋の紹介です。日高屋のルーツは、神田正会長が1973年に現在のさいたま市大宮区に創業した中華料理店「来々軒」。その後、1986年には食材を供給する会社・日高食品を設立し、麺と餃子の生産を開始します。

1993年には「らーめん日高赤羽店」で都内に進出。翌1994年には新業態の「ラーメン館」や「台南市場」を展開するなど、都心の繁華街へと出店攻勢を強めていきました。現在の運営会社・ハイデイ日高へと商号を変更したのは1998年で、日高屋の誕生は2002年と意外にも最近です。2023年8月末時点で直営店は406店舗を数えます。

アルコールメニューも充実している(筆者撮影)
次ページ:時代にあわせて変化してきた
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT