池田エライザ「政治家の娘&母」役で開く新境地 誘拐シーン撮影のあとはずっと泣いていた
池田さん:池田エライザとしての私は、表現することが仕事なので自分の意思を尊重していただきやすい。でも、麻由美はきっと違うんですよね。
政治家の娘として父を立てなければならない。偉そうに見える物言いをしてはいけない。そんな窮屈な思いをしながら育ってきたと思うし、諦めざるを得なかったことがたくさんあったはずなんです。
そんな彼女が抱えている起爆剤、父に対する許し難いことをたくさん考えました。
それはもう、父親役の堤さんのことまで嫌いになっちゃうんじゃないかと思うくらい(笑)。それくらい考え抜きました。
政治家の娘として父を立てなければならない。偉そうに見える物言いをしてはいけない。そんな窮屈な思いをしながら育ってきたと思うし、諦めざるを得なかったことがたくさんあったはずなんです。
そんな彼女が抱えている起爆剤、父に対する許し難いことをたくさん考えました。
それはもう、父親役の堤さんのことまで嫌いになっちゃうんじゃないかと思うくらい(笑)。それくらい考え抜きました。
撮影を通じて自然と「母」になっていった
政治家の娘という役作りを徹底し、挑んだ撮影。自身にとって初めてとなる母役については、「自然と『母』になっていく感覚があった」と振り返る。
池田さん:最初は、自分の母やお子さんのいるスタイリストさんをイメージして『母』という存在への理解を深めていこうと思っていたんです。ですが、いざ撮影が始まると、現場で宇田家のみんなや娘の柚葉と過ごしていく中で自然と家族になっていく感覚がありました。
池田さん:柚葉役の恋和ちゃんと一緒に『夕焼け小焼け』を歌っていたら、『お母さん、お歌上手!』と言ってくれて……本当にかわいいんですよ。
この子の未来を守らなきゃいけないし、この子のためならどんな理不尽にも耐えられる。そう思うくらい小さくて、尊くて、無垢だった。私は子どもを産んだことはないけれど、母性という感覚は誰にでもあるのかもしれないと思いました。
この子の未来を守らなきゃいけないし、この子のためならどんな理不尽にも耐えられる。そう思うくらい小さくて、尊くて、無垢だった。私は子どもを産んだことはないけれど、母性という感覚は誰にでもあるのかもしれないと思いました。
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