「人生終わった」税務調査で色々バレた人の末路 「水商売が家族にバレてしまったケース」は意外と多い

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税務調査がきっかけで離婚

これも実際にあった事例ですが、税務調査がきっかけで一括では支払えない数千万円に上る税金の支払いが確定してしまいました。

支払う税金を捻出するため、引っ越しや車の売却など生活水準を見直す必要が出てきます。結果、奥様にも脱税していたことがバレてしまい、最終的には離婚に発展したケースがありました。

何件も目撃「水商売が家族にバレた」

水商売が家族にバレてしまったケース

これは何件も目撃してきました。税務調査が来てしまい、「助けてください! 何とか家族にはバレないように調査を終わらせてください!」と依頼を受けたことが実は何件もあります。

結婚前に働いていた水商売の収入が無申告だった方や、大学生で風俗で働いていたが収入が無申告だった方などいろんなケースがありました。

「源泉徴収されていたので、確定申告はいらないと思っていました」など理由はさまざまですが、税金を払うことができれば家族には秘密のうちに終わらせられる可能性もありますが、当時のお金はもう残ってないというときや税務調査の現場(だいたい家に来ます)を目撃され、家族に発覚してしまい……という流れで壊れてしまう家庭もありました。

新聞沙汰になってしまい、倒産

取引先からの信用を失い、すべての取引が停止となり倒産してしまった方もいました。同じようなケースで、脱税していたことが取引先にバレて取引停止になったという話は時々あります。

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これらのケースで影響が大きいのが、税金を払えずに“差し押さえ”をされた場合です。

これ、「今から差し押さえをしますね」というアナウンスがあるわけではなく、ある日突然やってきます。で、預金口座を見たら「あれ? 残高がゼロ!?」という状態に。

それをきっかけに家族にもバレてしまって、仕事でも取引先との信用も地に落ちる……。

あれよあれよという間に人生が下り坂になってしまいます。さて、いくつか税務調査の結果、人生が台無しになってしまった方の例を紹介してみました。

ほとんどの方には無縁の話かと思いますが、税務署は脱税している人からは容赦なくしっかりと税金を取っていきます。でないと、真面目に確定申告している私たちがばかみたいに思えてきてしまいますから、当然と言えば当然ですね。

脱税している人たちは税務署にお仕置きしてもらい、私たちはしっかりと合法的に節税していきましょう!

永江 将典 公認会計士、税理士

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ながえ まさのり / Masanori Nagae

税理士業の他、4つの会社を運営する複業オーナー経営者。1980年愛知県生まれ。2003年、早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。2003年、公認会計士試験に合格し、監査法人トーマツへ入社、一部上場企業の監査や株式公開支援など約30社を担当。社会のレールに乗せられ、自分のやりたいことが見つからないまま、気づけば嵌ってしまっていた「社畜」の沼。月間残業200時間超えの生活に疲弊し、2008年、トヨタへ転職。現在は、東京丸の内、新宿、横浜、大阪の店舗を運営するオーナー経営者となる。

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