「人生終わった」税務調査で色々バレた人の末路 「水商売が家族にバレてしまったケース」は意外と多い
では、次に査察を受けた方たちがどのくらい脱税していたのかも見てみましょう。
下の図をご覧いただきたいのですが、同じく国税庁の資料によると、1件当たりの脱税額が1億円近くなっています。
税金ベースですので、利益ベースにすると2億円近くになると推測されます。査察は3年間の確定申告をチェックしますので、1年当たり5000万円以上の利益を誤魔化しているケースで査察に入られているのかなと推測ができます。
もちろん、査察が来ない(逮捕されない)なら、来ない範囲で脱税してもいいという話ではありません。
「税務調査が不安だ~」という方からよくされる質問なので紹介してみましたが、逮捕されるかどうかを気にする以前に、確定申告はちゃんとしましょうね。
さて、税務調査で申告漏れを修正するだけで済めばいいのですが、中には人生が終わるレベルの影響を受ける人もいます。ここでは、「あぁ……」と思わず見ていて天を仰いでしまった実例を紹介したいと思います。
税務調査が来て人生終わった人の話
とある方から電話で税務調査の相談をされました。税務調査の連絡が来てしまったが、今は病気を患っていて仕事もできない状態(70代男性)。話を聞いていくと、去年までは仕事をしていたそうですが、無申告状態。ざっくりと払うことになるであろう税金を計算してみると2000万円ほどになります。
病気は治る見込みがなく、年金生活でどうやって税金を払っていくのだろう、と電話でお話ししながら思ってしまったことがありました。このようなケースでも脱税していたらちゃんと税務調査は来ます!
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