堀江貴文「AIが人から奪うのは意味のない仕事」 「テクノロジーから受ける恩恵を喜ぶべきだ」

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

この記事を読んでいる皆さんの中にも、意味もない仕事に追われて、やる気を失っている人もいるのではないだろうか。だったらそんな仕事はなくなっても問題はないはずだ。

その分、自分にあった場所を見つけたり、やってみたかったことに挑戦したり、楽しく思えることを始めたほうが、人生を謳歌できるのは間違いない。

デスクワークは200年前の農業と同じ

新しいテクノロジーが出現するたび、なぜ人は「自分の仕事がなくなるのではないか」と不安になるのか理解できない。

時代をさかのぼればわかるように、私たち人類の労働負荷は下がり続けている。

『ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち』(サンマーク出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

たとえば、今から200年以上前のアメリカでは人口の約7~8割が農業に従事していた。それが今では、数%となっている。

日本だって同じだ。江戸時代は、ほとんどの人口が農業従事者として田植えをしていた。近年、農業人口は減少の一途をたどっているし、機械化のおかげで重労働は減ってきている。つまり、人類はテクノロジーのおかげで重労働から解放され続けているのだ。きつい仕事がなくなり楽になっているのは事実なのだから、素直にその恩恵を認めて喜ぶべきだ。

2023年、来日したOpenAIのCEOであるサム・アルトマンは、生成AIによって「ジョブ(仕事)がなくなるというよりタスク(作業)がなくなるだろう。そして生産性は2~3倍ではなく、20~30倍に上がるだろう」と言った。

それと同時に付け加えたのは、どれだけ技術が進歩しても人間の創造性がなくなるわけではないことだ。彼は今後生まれるであろう新しい仕事の例に「銀河を探索する仕事」を挙げている。100年後の未来人からすれば、デスクワークに勤しんでいる現代人は、私たちから見た昔の農民と同じ姿だろう。

堀江 貴文 実業家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ほりえ たかふみ / Takafumi Horie

1972年福岡県八女市生まれ。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。現在は宇宙ロケット開発や、スマホアプリ「TERIYAKI」「755」「マンガ新聞」のプロデュースを手掛けるなど幅広く活動を展開。有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」は1万数千人の読者を持ち、2014年には会員制のコミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校」をスタート。『ゼロ』(ダイヤモンド社)40万部超、『本音で生きる』(SBクリエイティブ)30万部超などのベストセラーがある。近著に『10年後の仕事図鑑』(落合陽一氏との共著、SBクリエイティブ)など。

Twitterアカウント:@takapon_jp
その他詳細はHORIEMON.COM

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事