サッカー日本代表、元日に史上初の親善試合計画 A代表強化を兼ねた試合開催プランを水面下で調整
サッカー日本代表が、来年の元日に親善試合を行う計画を進めていることが18日、分かった。会場は東京・国立競技場で対戦相手など調整中。A代表の実戦が元日に開催されるのは史上初めてとなる。
1月1日は天皇杯の決勝が長く行われてきたが、ここ2年間は選手会からオフ確保の要請を受け入れて前倒し。本年度は森保一監督(55)率いる日本が、来年1月12日に開幕するアジア杯カタール大会に出場するため、元日の風物詩だった天皇杯決勝は12月9日になっていた。
3年連続で元日開催がなくなっていた中、日本協会がA代表の強化を兼ねた試合の開催プランを水面下で調整していた。
欧州組も招集される可能性はあるが懸念も
昨年度は全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)決勝が行われ、桐蔭横浜大が新潟医療福祉大を3-2で破って頂点に。観衆は1万2841人。日本協会は、サッカー界にとって特別な日をさらに盛り上げようと、新たに代表戦を浮上させた。
関係者によると、来年元日もインカレ決勝を行う方向だったが、全日本大学連盟との間で12月24日のカシマスタジアム開催への変更で合意しているという。
A代表はアジア杯に向けて今年12月に国内合宿を行う予定。3大会ぶり5度目の優勝に向けてカタール入りする前の壮行試合とも位置付けているが、国際Aマッチデー期間ではない。公式戦が冬季中断期間に入るドイツ、フランス、オランダ、ベルギーなどの欧州組も招集される可能性はあるが、コンディション調整の面で懸念は大きい。対戦相手の招待も容易ではなく流動的な部分もあるが、実現すれば史上初の元日代表戦はファンを喜ばせそうだ。
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