子どもがちゃんと育っている証拠はどこを見る? 「手がかからない、いい子」ほど実は大変な理由

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反抗期が始まったのは小学5年生のとき。その反抗の仕方はすさまじく、兄弟の面倒は見ない、親を無視するのは当たり前、包丁沙汰も起こるほどの激しさで、高校3年生になるまで7年も続きました。長女はずっと「いい子でいなければならない自分」という期待に応えようとしてストレスを抱えていたのです。そのことに気づき、私自身が変わったことで、反抗期はおさまってきました。

それ以降、子どもにも自分にも「完璧」を求めなくなりました。おかげで、どの子も伸び伸びと育っています。

そもそも、子育てでいちばん大事なことってなんでしょう。食事? しつけ? 勉強?

いいえ、違います。子育てでいちばん大事なのは、親が自分らしく、笑っていること。

つい「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と思いがちな子育ての中で、「実はしなくていいこと」はたくさんあります。

しなくてもいいのに、「しなければならないと思い込んでいる」いくつもの事柄が、親の余裕を、そして、笑顔を奪っているのです。

それらを一つひとつ手放していくコツをお伝えします。これはけっして“手抜き” というわけではありません。育児をするうえで本当に大切なことを手放さないでいられるよう、身軽になるための提案です。

テレビやYouTube、便利なものは使っていい

「テレビやスマホとどうつき合えばいいですか?」「テレビやスマホを見せすぎなのではないかと不安です」。この手の質問はとても多いです。そもそも、そんなふうに心配している親御さんは、1日中見せるような使い方はしていないはず。「ごはんつくる間だけ!」とテレビをつける、静かにしなければならない公共の場でスマホで動画を見せる、とかそんな程度だと思います。24時間ずっと画面を見せているわけじゃあるまいし、その程度で人格や愛着の形成になんらかの影響が生じるはずはありません。

そもそも、我々ママ自身が“テレビ世代”真っ盛りの育ち方をしてきたはず。子どもの頃、朝から晩までテレビがずっとついていたというご家庭も多いでしょう。だからといって私たちに悪い影響が出ているかというと、そんなことはありませんよね。

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