東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「逆境に強い人」と「逆境に弱い人」の決定的な違い ストレスフルな現代を生きるヒント「首尾一貫感覚」

9分で読める
  • 舟木 彩乃 心理学者、公認心理師、精神保健福祉士、官公庁カウンセラー
2/6 PAGES

首尾一貫感覚は、不安を抱えている方はもちろん、心の鍛え方を知りたい方、人生により意味を持たせたい方にはぜひ、この感覚を身につけてもらいたいと思っています。

逆境に強い人=首尾一貫感覚が高い人

私は、ストレスマネジメントの専門家として、民間企業や行政のメンタルヘルス対策に携わっています。個人に対するカウンセリングでは、会社員や公務員、定年退職者や病気療養中の方、企業の経営者や現職の議員、ときには小中学生まで、これまで約1万人の方々の相談に乗ってきました。

カウンセリングではどのような立場の人であっても、悩みごとや心の状態についてお聞きします。そうすると、人はどのようなことで傷つき、悩むのかという事例が蓄積されていきます。

そこで得られた知見として人が悩む理由の根本にあるものは、次の2つと考えられます。

●なりたい自分になれない(自分自身のこと)

●理想の状態ではない(自分を取り巻く人間関係や環境のこと)

漠然とした内容ですが、これらは人間関係や能力、やりがい、老い、病気、被災、貧困などの問題と言い換えることができます。このような〝壁〞が立ちはだかったとき、人はどう受け止め、どう対応をすればよいのか。これは逆境への対応力に関係しています。

では、逆境に強い人はどのような人物でしょうか。身近な人、あるいは芸能人やスポーツ選手、歴史上の偉人などが思い浮かぶかもしれません。具体的に思い浮かべた逆境に強い人物は、大変な困難を乗り越え、それを成長の糧にできた人ではないでしょうか。

次ページが続きます

3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象