「自分はもっと評価されるべき」嘆く人の重大盲点 評価される側が自分を評価することのまずさ

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納得がいかない評価をされれば腹が立つし、ショックを受けたりもしますが、落ち着いて冷静に周りを観察して、会社や上司がどんな行動を評価対象にしているかを見つけてみてください。自己承認欲求が高い人は、進んで周りとの交流を取ることができたり、目標を高く設定して努力を続けることができたりと、メリットも多いのです。

うまくコントロールできれば、仕事の場ではとても強い武器にできると思います。他人の評価や言葉を受け入れ、誠実に謙虚に行動に反映していけば、人事評価も変わっていくと思います。

学生時代の評価基準を引きずっていない?

自己評価と他者評価
(漫画:筆者作成)

上司からの「人事評価」を素直に受け止められない人は、前項の自己承認欲求や他者承認欲求の話でも書きましたが、「自己評価」と「他者評価」にズレがあるからかもしれません。仕事の評価は「他者評価」が絶対であると認められなかったり、自分の価値を高く見積もりすぎたりしている可能性があります。

自己評価が高すぎると、認めてもらえない理由を自分ではなく、他人や他の原因のせいにして、「自分は正しい」という思い込みからなかなか抜け出せません。結果、上司には謙虚さや素直さがないと思われ、自分も相手の評価を素直に受け止められず、残念な結果となります。

もし悩んでいるのが新人なら、学生時代の評価基準を引きずったままという可能性もあります。学生時代の部活や成績には、ある程度の評価基準やルールがありますが、社会人のビジネスにおいては共通ルールや共通の正解がありません。その違いを意識するだけでも、だいぶ受け入れられるものは増えると思います。

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