「得意」「不得意」のほかに、「できた」「できなかった」を用意している、というのがポイントです。
この「得意」「不得意」は主観的な自分の感覚を表しており、「できた」「できなかった」は客観的な自分の評価を表しています。
先ほど僕は「得意なことを伸ばすか、苦手なことを減らすか」という話をしましたが、その「得意」が本当に得意なのかどうかって、問題を解いて確認してみたり、実際にやってみないとわかりませんよね。
「自分の中では得意だと思っていること」が、ほかの人からの評価を聞いたら実は違っているという経験、ありませんか? またはまったく逆で、「自分の中では苦手だと思っていること」が、ほかの人から聞いたら「〇〇さんこれうまいよね」と言われる、なんてこともあると思います。
得意なはずのことができないこともあれば、苦手だと思っていることが実はうまくできていることもあるのです。
主観と客観のズレを確認する
だからこそ重要なのは、主観と客観のズレを確認することです。まずは、自分がそれが本当に得意なのか、本当に苦手なのかを確認してからでないと、「得意なことからやるか、苦手なことからやるか」を判断できないのです。
そして、実は真っ先に実践する必要があるのは、ズレがある分野です。得意だと思っているのにできていないところは、単純にミスをしてしまっていたり、油断してしまっていてうまくいっていない場合があります。
つまりちょっとした努力で「得意だからできている」という状態に持っていけるのに、なんらかのミスでうまくいっていないということです。ここを初めに攻略する必要があります。
また、不得意だと思っているのにできているところは、単純に苦手意識を持ってしまっているだけという可能性があります。本当に自分が苦手なのかをきちんと考えて、もし自分の主観がずれているということがわかれば、そこは「得意」になるかもしれません。
このように、まずは「ズレを直すこと」が大切です。この作業を東大生は何度も実践することで、自分の自己分析がしっかりとできるようにしています。みなさんも一度この方法で、自分の得意不得意を確認してみてはいかがでしょうか?
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