アジカン後藤、40代は「ちゃんと枯れてていい」 『サーフ ブンガク カマクラ』完全版出した背景

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アジカンことASIAN KUNG-FU GENERATION。当時と変わらないエモーションに、進化し続けるバンドの今を閉じ込めた作品に滲む“カッコよさ”とは(写真:トヨダリョウ)
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メジャー進出20年を迎えたギター・ロック・バンド、アジカンことASIAN KUNG-FU GENERATION。そのキャリアの中でも高い評価を獲得するアルバム『サーフ ブンガク カマクラ』を再構築。当時と変わらないエモーションに、進化し続けるバンドの今を閉じ込めた作品に滲む“カッコよさ”とは?

本記事はLEON.JPの提供記事です

日本語を武器に、時代が発するエモーションをシンプルかつソリッドなギター・ロックで表現。最近では海外からの評価も高い、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが、2008年11月に発表の「江ノ島電鉄」をモチーフにしたアルバムを再構築。新曲を加え『サーフ ブンガク カマクラ 完全版』として完成させました。
 
発売から15年が経過した現在も真摯にバンド・サウンドをかき鳴らし続ける姿とともに、時代としなやかに向き合う様子も伝わる内容。年齢による変化を受け入れながらも、ロックし続ける原動力を尋ねました。

いつか網羅した形にして仕上げたかった(後藤)

── 『サーフ ブンガク カマクラ』の「完全版」をリリースすることになった理由を教えてください。

後藤:もともと、収録できていない駅名があることが気になっていて、すごく好きなアルバムだったので、いつか網羅した形にして仕上げたいなっていう気持ちはかなり前からあったんです。ただ、なかなか残ったパズルのピースをはめる時間がなくて、このタイミングになったって感じですかね。

 (左から)山田貴洋(B&Vo)、喜多建介(G&Vo)、後藤正文(Vo&G)、伊地知潔(Dr)(写真:トヨダリョウ)
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