「びっくりドンキー」ハンバーグ、50年超人気の訳 「ちょい飲み」、「モーニング需要」も開拓

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びっくりドンキー
7月25日まで期間限定で提供されていた「メンチカツ&ハンバーグディッシュ」。ハンバーグパティを生パン粉で包んで揚げている(筆者撮影)

通常生活モードが定着し、外食需要も戻ってきた。

6月26日、業界団体の日本フードサービス協会が発表した2023年5月度結果でも、外食全体の売り上げは対前年比111.8%、コロナ前2019年比でも107.6%だった。その後の人流を見ても好調は続いているようだ。

今回は各種の飲食チェーン店調査でも、毎回上位に入る人気店であるハンバーグレストランの「びっくりドンキー」(運営会社:アレフ)を紹介したい。

売上高はコロナ前を超過

同社の前身である「ハンバーガーとサラダの店 べる」(岩手県盛岡市)が開業したのは1968(昭和43)年(後に北海道札幌市に本社を移転)。創業から半世紀以上経つ老舗だ。

びっくりドンキーの店舗数は全国に341店(2023年7月10日現在)。国内47都道府県のうち、鳥取県と島根県を除く45都道府県に展開する。

「4月~6月の1日1店あたりの客数は2019年比で約102%。売上高は約116%(全店比較)とコロナ前を超えています。ただし内訳が変わり、テイクアウトやフードデリバリーが全体の約1割を占めて業績を支えています」(広報担当)

コロナ禍でテイクアウトやデリバリーメニューを増やした結果、現在も根強い需要があるという。

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