飲み会は、無礼講で話しやすくなるというケースもありますが、日本の場合、酒の席でのユーモアを、仕事の場で出そうとしても「それはあのときの話だろ」となりがちです。
さらに、昭和の時代とは違って、令和の会社員たちは、あまり飲み会には積極的ではありません。呼ばれても参加しない若者もいます。「時間外」という考え方が、かつてとは変わっているのです。
もちろん飲み会そのものを否定するわけではありませんが、酒の席で話していた上司のちょっと間抜けな話を、ぜひ昼間にしてほしいのです。
考えて行動する力を養うために
変化が大きく速い時代だと言われてきましたが、コロナが契機となって、会社に行かない働き方という変化を感じた人が多かったでしょう。
もうトップが「あなたは明日テレワークで」などいちいち指示するわけにはいかなくなります。それぞれの人が何を考え、何をアウトプットし、それをどうつなげてチームで勝っていくのかの総力戦ができなければなりません。
自分自身がどう考えて行動するかが問われる時代になったのです。
そういう意味でも、現場からトップへのコミュニケーションは、もっとライトな話も含めて、話しやすくする状況を作らなければなりません。
従業員側もまた、「それは部長の仕事、課長の仕事」と考えるのではなく、自分の仕事と捉えて行動する必要があります。
ユーモアを取り入れ、それができるような組織を作っていくことが重要だと言えるでしょう。
(構成:泉美木蘭)
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