震災から1カ月以上休まず診療、長期戦を覚悟、政府は開業医にも配慮を--福島・浪江町の関根俊二・国保診療所長に聞く
ただ、原発事故が収束しない中では浪江町に戻ることはできず、これからも先の見えない闘いが続くでしょう。
--岳温泉での診療はどのようになりますか。
診療は4月18日にスタートしますが、診療の対象となる避難住民は700~800人程度。診療は2人の医師がいれば切り盛りできるため、残る4人の医師は巡回診療などに従事します。
--被災地以外の医療関係者に望むことは。
長期戦になるため、いずれ体力に限界が来ることがあると思います。その時はSOSを発しますので、ぜひ助けていただきたい。また、これまで開業医だった医師は先の見通しがまったく立たない。政府には開業医への支援についても十分に考えていただきたいと思います。
■東和支所内に掲げられた横断幕
(岡田 広行=東洋経済オンライン)
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