トップ栄養専門家が語る「栄養神話10のウソ」 缶詰や冷凍より、新鮮な野菜や果物が健康的?

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神話6:ホワイトポテトは体に悪い

ジャガイモはGI値(グリセミックインデックス)が高く、血糖値を急上昇させる消化の早い炭水化物を含むため、栄養学界ではしばしば悪者扱いされてきた。しかし、ジャガイモは実は健康に役立つこともあると語るのは、ジョンズ・ホプキンス大学の住みよい未来センターで食のコミュニティと公衆衛生のプログラムの責任者を務めるダフェン・アルテマ・ジョンソン氏だ。

ビタミンC、カリウム、食物繊維などの栄養素が豊富で、皮ごと食べると特に効果的だ。また、安価で一年中食料品店に並んでいるので手に入れやすい。ローストする、焼く、茹でる、炒めるなどの調理法でより健康的に摂取できる。

赤ちゃんにピーナツ製品はNG?

神話7:生後数年間は決してピーナツ製品を食べさせてはいけない

専門家たちは長い間、子どもが食物アレルギーを発症するのを防ぐ最善の方法は、生後数年間はピーナツや卵などの食物アレルギーを引き起こしやすい食品を与えないようにすることだと新米ママパパに説いていた。しかし、アレルギー専門家は現在、早い段階でピーナツ製品を子どもに与えたほうがいいと主張するようになっている。

赤ちゃんに重度の湿疹や既知の食物アレルギーがなければ、離乳食を始める生後4~6カ月頃からピーナツ製品(水で薄めたピーナツバター、ピーナツパフスナック、粉末ピーナツなど。丸ごとのピーナツは不可)を与え始めてよい。

小児科教授でノースウェスタン・フェインバーグ医学院食物アレルギー・喘息研究センター所長のルチ・グプタ博士は、まずは週に2~3回、小さじ2杯の滑らかなピーナツバターを水や母乳、粉ミルクに混ぜて与えるよう勧めた。

赤ちゃんに重度の湿疹がある場合は、まずかかりつけの小児科医かアレルギー専門医に、生後4か月頃にピーナツ製品を与えるべきかどうか相談しよう。「食物アレルギーを防ぐために、生後1年間は赤ちゃんに多様な食べ物を与えることも重要だ」とグプタ博士はアドバイスした。

神話8:植物性タンパク質は不十分

栄養科学者でスタンフォード大学医学部のクリストファー・ガードナー教授は、「ベジタリアンが最もよく受ける質問は、『タンパク質源は何?』です」と語る。そして、タンパク質の構成要素としても知られる「アミノ酸の一部が植物性タンパク質には欠落しているという神話がある」と語った。

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