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大奮闘の三陸鉄道、被災者の足に--震災5日後に一部運転再開、赤字なのに運賃無料

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 途中駅で何人かの乗客が乗り降りしながら、13時25分、列車はゆっくりと田老駅に到着した。高台にあるホーム上に特段の変化はない。だが、眼下には、テレビや新聞で見たままの惨状が広がっていた。

出口へ向かう通路からは、潮と土のにおいがした。津波で階段の踊り場まで土砂で埋まっていたという。

単なる穴と化した出口から、市内で買った食料を抱えた地元住民や、避難所に物資を届けようとする人らが次々と現れた。出口前にはがれきをかき分けるように一本の道路が走っている。自衛隊員が急ごしらえで整備したものだ。彼らはその道を一直線に進んだ。そして、がれきの山の中に踏み込んでいった。

[写真]田老駅に停車した災害復興支援列車

(週刊東洋経済2011年4月16日号より)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

 

 

 


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