日本の企業や組織のリーダー、上司たちの多くは、「自分の考えは正しく、部下や下の人は間違っている」という視点に立ちがちです。
一方で、栗山氏は、自分自身が「正解ではない」と言い切ります。
それが今はどうですか!? メジャーの強打者も、翔平も下から上にすくい上げるようにスイングして、ホームランをバンバンかっ飛ばしているんです。
「たった数十年で世の中は逆のこと言うの?」って感じです。だから常識なんてないんです。若い人たちと我々の間にあるのは意見や考え方の違いだけで、どっちが正しいか、正しくないかじゃないんですね。だから魂でぶつかって対話することが必要だと思います」(NHKのインタビュー)
間違った万能感にとらわれ、ついつい上から目線で「自分の正解」を押し付けがちな昭和型リーダーに、ぜひ聞かせたい新時代のリーダーシップの考え方です。
日本では、「我慢して、忍耐してこそ、成長がある」「つらい思いをしなければ、成長はない」というマゾ志向が非常に根強いところがあります。
仕事、スポーツでも、いまだ、そういった根性論的な考え方をしている人は少なくないわけですが、「プレーを楽しむチーム」のほうが、じつは成果を出しやすいのです。
【1】圧倒的なコミュニケーションファースト
【2】徹底的にフラットな目線
【3】「心理的安全性の高いチーム」を作る
【4】風通しがよく、活発なコミュニケーション
【5】「ツメ」よりも「ホメ」優先
【6】ひたすらに謙虚
【7】短く言い切る
【8】「命令」でなく「問いかけ」
【9】考えを押し付けない
【10】とにかく「楽しませる」
「伝え方」こそが「組織」「チーム」を変える原動力
栗山監督はまさに天才的な「伝え方マジック」で、野球の喜び、楽しさを一人一人に思い出させました。
その結果、「野球ってこんなに楽しかった」(岡本和真選手)、「本当に最高のチーム」「みんなのことが大好き」(ダルビッシュ)といった言葉が出てくるほどまでの高揚感を、選手たちが感じるまでになったのです。
まさに、「伝え方」こそが組織を、チームを変える原動力。
皆さんも「世界最高の伝え方」の魔法で、人を、自分を、変えていきませんか。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら