東洋経済新報社は、上場企業を対象に日本に所在する子会社の社名、住所、売上高、資本金、従業員数、社長名、事業内容などの「関係会社」データを約3万4000社保有。毎年1回の調査表の回答をベースに有価証券報告書、会社発表リリースなどの開示情報を更新している。
『「子会社の数が多い企業」ランキングTOP500社』に続いて、今回は、親会社の本拠地以外に子会社が多くある企業をランキングした。全国展開に積極的な企業を知るうえで参考になるかもしれない。本拠地は都道府県レベルで、5月10日時点のデータから抽出したもの。
トップは第一交通産業の125社
ランキング1位の第一交通産業は福岡県に本拠地を置くタクシー業のグループ会社。福岡県以外の全国各地の都道府県に125社の子会社がある。本業のタクシー業に加え、不動産や観光業に進出。積極的に地方企業を買収することで全国に展開、業容を拡大している。
2位のエア・ウォーターは大阪府に本拠地がある化学会社。産業・医療用ガスを製造・販売。産業、医療、エネルギーから農業まで幅広くグループで全国展開する。4位の日本酸素ホールディングスや5位の三菱ケミカルグループも化学系で東京に本拠地を置くが、地方に子会社を多くもっている。
6位のイオンは全国にスーパーマーケットを展開。そのほかディスカウントストア、ドラッグストアに進出している。6位のトヨタ自動車、8位の日本電信電話(NTT)など業界のリーダーがランキングの上位を占めている。