その中古品に商機を見出した「コメ兵」の正体 ブランドに強い老舗の持つ買取・販売の妙

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都心型店舗のブランド標記は「KOMEHYO」を使うことも

小売業界が消費増税後の需要減退に苦しむ中、東証2部上場のコメ兵が好調だ。名古屋・大須を本拠に、高級ブランドなど高額装飾品類を主柱に取り扱う中古品販売店「コメ兵」を運営する企業だ。

ここ1年のコメ兵の業況を追うと消費税導入直後こそ苦戦したものの徐々に持ち直し、2015年3月期通算でみると売上高は前年同期比で約10%増えた。確実なモノを安く買いたいという消費者の気持ちは萎えていなかった。

コメ兵の最新決算となる2015年3月期業績の発表はあと数週間ほど待たねばならないので、その前の3年間の業績を見てみよう。経常利益率は4~7%台と順調に推移している。中古品販売の同業者と比較すると、「何でも買い取る」ハードオフ・コーポレーションの経常利益率(11~13%台)のスゴさに驚くものの、コメ兵もそれなりの位置にいる。

実は、コメ兵のもつ「それなり」感こそ、コメ兵の強さだ。極端ではなく、奇抜でもない。「それなり」感と、「普通のことを徹底する姿勢」に、同社の継続した強さの秘訣がある。

日本の中古品市場概況

日本の中古市場は、意外にも正確な統計がない。たとえば、新品と中古を同時販売している多数の店があるものの、それを切り分けた正確な金額集計は存在しない。たとえば、最新の商業統計では、中古品小売業が3452億円、中古自動車小売業は3兆1862億円となっている。

前者(中古品小売業)はあくまで、中古品小売業と分類された業者の統計であって、前述のような事情は考慮されていない。一般的には、中古自動車を除く中古品市場は年間1.2兆円くらいが妥当ではないかといわれている(なお、この数字は調査会社の市場規模推計とも近い)。

さらにアンケートによっても異なるものの、一般消費者のうち中古品を買った経験のある人は全体の40~50%程度しかいない。つまり大半の人たちは中古品未経験者だ。中古品の魅力を伝えられれば、中古品販売業者からすると、莫大なマーケットが広がっている。

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