「靴下脱ぐな」「席交換は断ってOK」飛行機のマナー 客室乗務員が伝えたい飛行機でのNGとOK行為
■靴下は脱がないで
長時間のフライトでは、ぜひ靴を脱いでリラックスしてほしい。ただ、靴下まで脱ぐ理由はどこにもない。足の臭いが漂う原因になる。それから、足を投げ出さないように。前の人の肘掛けに足を乗せる行為は受け入れられない。トイレを使用するときは、靴を履き直すことを強くお勧めする。
子どもではなく、親に注意しよう
■コールボタンは賢く使用
コーヒーのおかわりがほしい、体調が悪い、迷惑な乗客がいる、といったように何らかの必要があるときは、コールボタンをぜひ使っていただきたい。客室乗務員をつついたりして呼び止めるより(こういうのはNGだ)、そのほうが好ましい。ただ、ボタンを押す前に、飲み物のカートを押したり、ゴミ袋を持ったりした客室乗務員が通路にいないことを確認するように。
そういった客室乗務員が通路にいれば、すでにそちらに向かっている! 本当に緊急事態が発生している場合は、何回かボタンを押して重要性が伝わるようにしてほしい。
■他人の子どものしつけをしない
座席を後ろからサンドバッグにされることほど、フライトを惨めにするものはない。とはいえ、後ろの子どもが迷惑な場合は、子どもではなく、保護者に話しかけるようにしてもらいたい。あなたに他人の子どもを叱る権利はないのだ。
保護者に話しかけるには、「お子さんが座席を蹴っていることにお気づきですか」と、落ち着いて笑顔で尋ねるようにするとよい。そして、「ちょっと困っているのですが、お子さんが蹴るのをやめさせる方法はありますか」と聞くのだ。そのようにして、非難するような口調ではなく、上から目線にならないようにして対応をお願いする。