｢靴下脱ぐな｣｢席交換は断ってOK｣飛行機のマナー 客室乗務員が伝えたい飛行機でのNGとOK行為

■頭上の荷物を勝手に動かさないで

エコノミークラスでは手荷物入れは先着順となる。座席の真上のスペースはあなた専用の場所ではなく、自分のバッグを入れるために他人のバッグをどかすことはできない。

バッグをスライドさせてスペースを広げるのは問題ないが、パズルを解くように荷物を入れ替える作業は自分勝手に行わず、客室乗務員に任せてほしい。小さめのバッグは足元に置き、頭上の手荷物入れのスペースを大きなバッグのために空けておくことをお忘れなく。

中央の人は両方の肘掛けを使えるのか

■搭乗時にスマホに熱中している人は迷惑

機内に乗り込むときに、相手の音声も響かせながらFaceTimeで話をしているあなたは、周囲の人たちがどう思っているか考えてほしい。搭乗時間は、別れを言う時間ではない。後続の人を余計に待たせないよう、速やかに自分の座席を見つけて、荷物をしまうことに集中する時間だ。

ついでに言っておくと、誰もあなたが見ている映画やTikTok、遊んでいるゲームの音を聞きたいとは思っていない。お子さんの分も含めて、ヘッドホンかイヤホンを持参するように。

■3人がけの中央座席の人は両方の肘掛けを使える？

両側をふさがれる乗客への慰めとして、真ん中の座席の人は肘掛けを2つ使えることになっている。この問題は、これで決着。

■ヘッドホンは会話を終わらせる理想のツール

隣り合った座席の人がひどくおしゃべりな場合、ヘッドホンは空気が読めない隣の人から逃れる素晴らしいツールになるので私は愛用している。客室乗務員としての長い1日を終えた後、ノイズキャンセリングヘッドホンは私に安らぎを与えてくれる。家に帰るまでの時間は平和に過ごしたい。