「靴下脱ぐな」「席交換は断ってOK」飛行機のマナー 客室乗務員が伝えたい飛行機でのNGとOK行為
■座席の問題は搭乗前に対処する
家族の座席がバラバラになったとき、混乱に満ちた搭乗ラッシュ時に客室乗務員に問題の解決を依頼するのはタイミングと相手を間違えている。座席表や家族の予約を照会できるのはゲート係員なので、まずはゲート係員に座席の変更が可能か尋ねてほしい。
一部の航空会社では、13歳未満の子ども連れの家族は一緒に座らなければならないという規定を設けているため、ゲート係員に尋ねるのがいちばんだ。だが、空港に来る前に航空会社に連絡するほうが、それよりもずっとよい。
座席は変わらなくても大丈夫
■頼まれても座席を替わる必要はない
こう言うと嫌われ者になりそうだが、誰かに席を交換してほしいと頼まれても応じる必要はない。追加料金を払って座席を購入した場合であれ、単に不都合な場合であれ、席を替わるのが嫌なら優しく「ノー」と言えばよい。
中央の席を窓側の席に交換するといったように自分にとって得になる場合や、喜んで人助けをしたい場合には、もちろん座席を交換していただいてかまわない。
■お願いだからトイレは流して
これは常識のはずだが、どういうわけかそうなってはいない。私は毎日、何度も人が使ったトイレを流す。私も、あなたの後にトイレを使う乗客も、他人が使ったトイレなんて流したくない。ボタンが見つからないなら探してほしい。どんな飛行機にも絶対にあるはずだから。
(執筆:Kristie Koerbel)
(C)2023 The New York Times
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