貫地谷しほり「いい子にしてきた20代」への後悔 30代に入ってからの悩み、仕事や人生観の変化

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――40代も近くなっています。キャリアとしての次のステップや新たな挑戦も考えますか?

30代に思っていたのは、一生懸命、遊んだり、プライベートを大事にしたいということ。40代はもっと貪欲に楽しいことを追求してもいいと思っています(笑)。

学びたい欲が出てきている

――私生活でですか?

夫の外国人の友人と会ったときに、私も英語でしゃべってみたいという気持ちがむくむくと出てきて。英語だけでなく、栄養学や心理学にも興味があります。学校に行って学びたい欲が出てきました。

私生活では、毎年少しずつ苦手なことを克服することも心がけていて。運動が嫌いでまったくしていなかった私が、昨年1月からスポーツジムでパーソナルトレーニングを1年半ほど続けられました。長く続けられる趣味やルーティンワークみたいなものも増やしていきたいです。

――仕事のほうでも、貪欲にやっていきたいという気持ちなのでしょうか。

そうですね。20代はとにかく数をこなしてきましたけど、いまは「やりたい仕事をやる」に変わっています。これからは本当にやりたい仕事に貪欲になっていきたいです。

貫地谷しほり(撮影:梅谷秀司)

今作もそうですけど、いままではいい人の役が多かったので、すごく嫌なやつとか、変わった役柄とかもやっていきたいですね。自分が心からやりたいと思う脚本に出会えたらいいなと思っています。

――これからの芸能活動の目標を教えてください。

私にとって仕事をしないという選択肢はなくて、仕事の場は自分の居場所でもあります。将来どうなっているかはわかりませんけど、細く長く仕事を続けていって、そのときに自分の意見がちゃんとある人になっていたいです。

『オレンジ・ランプ』
主演:貫地谷しほり 和田正人
出演:伊嵜充則 山田雅人 赤間麻里子 赤井英和/中尾ミエ
監督:三原光尋
配給:ギャガ  公式HP:www.orange-lamp.com/
©2022「オレンジ・ランプ」製作委員会
6月30日(金)新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA他全国ロードショー
武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Takei Yasuyuki

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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