東大生断言「頭がいい人」に共通する時間の使い方 遊んでいる時も時間に厳しい、その納得の理由

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(漫画:©︎三田紀房/コルク)

いかがでしょうか?「頭のいい人は無駄なことをしない」という話でした。

この、無駄の定義は人によって異なるのだと思います。

「授業が無駄」だと考えると、よく受験生は内職をしてしまいます。「自分の受験に関係ない時間だから、この時間は無駄だ」と。

だからといって、「意味のないものだ」と決めつけて、先生から見つかるリスクを犯しながら、集中しにくい時間を過ごすよりは、自分でその時間をどのように意味のあるものにするのか考えたほうが合理的なんですよね。

前述したとおり、隙間時間を有効活用する一方で、東大生は遊ぶときはとことん遊びます。「俺はレポートを書かなければならないのに、なんでこんなに無駄な時間を過ごさなければならないんだ」と不貞腐れながら遊んでいたら、その時間のほうが無駄になってしまいますよね。それよりはむしろ、思いっきり遊んで、英気を養う時間にするほうが合理的です。

もちろん、それには一定の制限も加えています。「この時間からこの時間までは遊ぶ」「この時間からこの時間は勉強する」というメリハリをつけているというのも、東大生の特徴だと言えるでしょう。このように、時間を有効活用するための工夫を随所で行っているのです。

時間に厳しい=遊ばない、ではない

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また、冒頭で「東大生は時間に厳しい」と書きましたが、この「厳しい」というのは、「遊ばない」「意味のない時間を過ごさない」ということとは少し違うんです。

どんな時間であっても、その時間を無駄にしないための努力をしっかりと行うということなのです。この姿勢は、非常に参考になると思います。

私たちはつい、無駄だと思ったら「なんだよこの時間、早く終わればいいのに」なんて考えてしまいますが、それではいけないんです。きちんとその時間を自分のものにできるように努力することも重要なのです。ぜひ、参考にしてみてください。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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