資産1億超の投資家「新NISAは配当株を選ぶべし」 日本株は米国株より約10%も税制面で有利に

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日本株には財務基盤が盤石で株主還元余力が多分にある、割安銘柄が無数に存在しています。その多くはPBRが1倍を割れているため、今後、株価を上げるために(PBRを1倍に近づけるために)色々と手を打ってくると考えられます。

もともと人気がないため株価は安く、下落余地が限定されている。その一方で、上昇余地は大いにある。 

つまり、思惑通りにいかなくても損失は限定的で、思惑通りにいけばそれなりのリターンが得られる。そんな銘柄が多く存在しているのが日本株です。

これらの理由により、成長投資枠は日本の個別株で考えていきたいと思います。

成長投資枠での買い方 

株式投資では、絶対に儲かるという手法は存在しませんので、相場に慣れて実力がつくまでは、少額ずつ買っていく方が無難だといえます。 

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現在はNISA口座でも1株ずつ投資が可能で、買い付け手数料も無料となっている証券会社がありますので、それを活用していきましょう。

たとえば、私はSBI証券を利用していますが、1株ずつ投資しても買い付け手数料は無料です。

現状、売却時は0.55%の手数料がかかりますが、そもそもNISA口座で投資する株式は長期保有が前提。

ですので、売却を考えなければならなくなる可能性のある銘柄は、極力避けるようにしましょう。 

資金があっても、年間投資枠である240万円を一気に埋めようとはせず、12分割して1カ月20万円までというふうに、段階的に投資していきましょう。

投資してから株価が順調に上昇していけばいいのですが、株価が下落している時には、心理的な影響を大きく受けることは避けられません。一般的に、同じ金額であったとしても、失うことと得ることでは「2倍程度」感情の振れ幅に差があるといわれています。

人間というのは、負けることを嫌う生き物。株価下落による精神的ダメージで株式投資を続けられなくなってしまうことは、絶対に避けなくてはなりません。 

これらを踏まえて、前のめりにならず、定期的な投資を心がけましょう。

長期株式投資 「日本の配当株」メインの個人投資家

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ちょうきかぶしきとうし / Choukikabushikitoushi

「日本の配当株」専門の個人投資家。1977年、熊本県生まれ。2004年株式投資を開始。ハイリターン・一攫千金を求め新興市場にて個別銘柄の投資をするも、ライブドアショックで痛すぎる損失を経験。以降、大型株へ投資対象をシフトするが、リーマンショックで含み損が600万円にまで膨らむ。2009年、ポートフォリオを大型配当株メインにスイッチ。以降は安定的に資産を増やし、2023年の税引き後の手取り配当額は378万4014円と過去最高を更新し、運用資産1億円を突破。近年は、20年間の投資生活で磨いた技術やノウハウをX(旧Twitter)やブログにて発信。2023年3月、長年勤めた会社を早期退職し、投資教育をライフワークに。

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