資産1億超の投資家「新NISAは配当株を選ぶべし」 日本株は米国株より約10%も税制面で有利に

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日本株には財務基盤が盤石で株主還元余力が多分にある、割安銘柄が無数に存在しています。その多くはPBRが1倍を割れているため、今後、株価を上げるために(PBRを1倍に近づけるために)色々と手を打ってくると考えられます。

もともと人気がないため株価は安く、下落余地が限定されている。その一方で、上昇余地は大いにある。 

つまり、思惑通りにいかなくても損失は限定的で、思惑通りにいけばそれなりのリターンが得られる。そんな銘柄が多く存在しているのが日本株です。

これらの理由により、成長投資枠は日本の個別株で考えていきたいと思います。

成長投資枠での買い方 

株式投資では、絶対に儲かるという手法は存在しませんので、相場に慣れて実力がつくまでは、少額ずつ買っていく方が無難だといえます。 

『半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資 日経平均リターンを3.86%上回った“割安買い”の極意』(KADOKAWA)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

現在はNISA口座でも1株ずつ投資が可能で、買い付け手数料も無料となっている証券会社がありますので、それを活用していきましょう。

たとえば、私はSBI証券を利用していますが、1株ずつ投資しても買い付け手数料は無料です。

現状、売却時は0.55%の手数料がかかりますが、そもそもNISA口座で投資する株式は長期保有が前提。

ですので、売却を考えなければならなくなる可能性のある銘柄は、極力避けるようにしましょう。 

資金があっても、年間投資枠である240万円を一気に埋めようとはせず、12分割して1カ月20万円までというふうに、段階的に投資していきましょう。

投資してから株価が順調に上昇していけばいいのですが、株価が下落している時には、心理的な影響を大きく受けることは避けられません。一般的に、同じ金額であったとしても、失うことと得ることでは「2倍程度」感情の振れ幅に差があるといわれています。

人間というのは、負けることを嫌う生き物。株価下落による精神的ダメージで株式投資を続けられなくなってしまうことは、絶対に避けなくてはなりません。 

これらを踏まえて、前のめりにならず、定期的な投資を心がけましょう。

長期株式投資 「日本の配当株」メインの個人投資家

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ちょうきかぶしきとうし / Choukikabushikitoushi

「日本の配当株」専門の元サラリーマン投資家。
2023年3月、資産1億円を達成し早期リタイアを達成。1977年生まれ。2004年から株式投資を始める。2006年、ライブドアショックで痛すぎる損失を経験。以降、大型株へ投資対象をシフトするが、2008年、リーマンショックで含み損が600万円まで膨らみ「退場寸前」となる。しかし2009年、ポートフォリオを大型配当株メインにスイッチ。以降は、安定的に資産を増やし、2024年の税引き後の手取り配当額は、471万3512円と過去最高を更新。

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