なか卯にはわざわざ行きたくなる魅力がある
今回訪問した店は駅から徒歩10分ほど歩いた場所にあります。平日朝9時、カウンター20席・テーブル15席ほどの店内にいるのは5人ほど。私以外は全員男性でした。
デジタルお琴の音色で奏でられる「君は天然色」のインストゥルメンタルをBGMに、全員が視線をテーブルに落とし、食事をしたりスマホを眺めたりしています。
テーブル席は座席間隔もゆとりを持って配置してあり、椅子の座り心地も上々で、なんとなくほかの牛丼チェーンにはない、ゆっくりとした時間が流れているような気がしてなりません。
近頃の物価高騰と鳥インフルエンザの感染拡大により、日本全国で卵が品薄となり大幅な値上げを余儀なくされているなか、「なか卯」では4月6日「親子丼」のボリュームはそのままに、税込490円から税込450円への40円の値下げを敢行し、大きな話題となりました。
実はその数日後の4月20日頃に、朝メニューも価格改定されています。税込250円だった「こだわり卵朝食」は40円値上げし税込290円に、税込430円だった「目玉焼きベーコン朝食」は70円値下げし360円に変更。「こだわり卵朝食」はメニュー内容も改定し、単品価格税込60円の「京風つけもの」が追加されました。
値上げしたメニューは内容が改定されている、一部は値下げしたものもあるということで、「商品値上げ」ではなく、あくまで「価格改定」というあたりが、なんとも戦略的で「うまいなぁ」と関心させられました。
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