サイバーエージェントの共同創業者で現副社長の日高裕介氏は、仕事で一喜一憂しないことをモットーとしている。そんな同氏が感情を揺さぶられた"推しアニメ"とは。
![サイバーエージェント 執行役員副社長 日高裕介氏](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/4/6/1140/img_46500da5e0a8ffb40f119df757967654450770.jpg)
日高裕介(ひだか・ゆうすけ)/サイバーエージェント 執行役員副社長。1974年生まれ。慶応大学卒業後、インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社。藤田晋氏に誘われ、サイバーエージェントを共同で設立。『プラネテス』:自家用宇宙船を買うという夢を持つ星野八郎太は、悩みながらも宇宙空間に存在するデブリ(ゴミ)を回収する仕事を続けている。(撮影:尾形文繁)
5月22日発売の『週刊東洋経済』は「アニメ 熱狂のカラクリ」を特集。この10年で市場規模は2倍となり、今の日本には数少ない成長産業となったアニメ。動画配信の普及もあり世界中でアニメファンが急増する中、沸騰するビジネスの最新事情や、根深い課題を深掘りしています。
日本から世界に輸出できるものを考えるなら、アニメと、ゲームが真っ先に浮かぶ。
子どもの頃からアニメは身近だった。幼い頃は『一休さん』や『まんが日本昔ばなし』、小学校に上がると、『キン肉マン』『キャプテン翼』に夢中になった。
中学入学以降は漫画とゲームにどっぷりつかりアニメからは少し遠ざかったが、大学時代、『新世紀エヴァンゲリオン』にハマった。主人公・シンジ少年の煮え切らなさは毎週本当に腹立たしかったが、同時に共感を覚えたりもして、結局最終回まで追いかけた。
社会人になってすぐ起業したから、20代は仕事がとにかく忙しかった。エンタメのために時間を割けず、当時やっていたアニメの記憶はほとんどない。ただ、再びアニメを見るようになった転機も仕事だった。
とりわけ好きだったのが『プラネテス』
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら