過去10年間で約5倍と、中国アニメ市場は日本以上に成長。
5月22日発売の『週刊東洋経済』は「アニメ 熱狂のカラクリ」を特集。この10年で市場規模は2倍となり、今の日本には数少ない成長産業となったアニメ。動画配信の普及もあり世界中でアニメファンが急増する中、沸騰するビジネスの最新事情や、根深い課題を深掘りしています。
中国アニメ産業は、日本以上に著しい成長を続けている。前瞻産業研究院の報告書によると、アニメマンガ産業の市場規模は2020年に2212億元(約4兆3200億円)に達した。10年間で4.7倍の拡大である。
作品レベルの向上も著しく、日本での評価も上がっている。20年公開のテレビアニメ『魔道祖師』は人気となり、日本人のファンによる同人誌が多数作られる。5月公開の映画『雄獅少年/ライオン少年』は昨年、日本の映画祭で上映されて高評価を得た。かつては中国アニメ=粗製濫造というイメージだったが、状況は変わりつつある。
新時代の中国アニメを牽引する映画
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