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アニメ聖地が選ぶ「スゴい聖地」ランキングTOP20 放送終了後も「客が途切れない」聖地の秘策とは

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地域活性化策として注目されるアニメの「聖地巡礼」。全国の聖地にアンケートを実施し、「ベスト聖地」をランキング形式で紹介する。

山梨県身延町の登場キャラのパネル前で写真を撮るファン
『ゆるキャン△』の舞台となった山梨県身延町。登場キャラのパネル前で写真を撮るファン(写真:共同通信)

特集「アニメ 熱狂のカラクリ」の他の記事を読む

5月22日発売の『週刊東洋経済』は「アニメ 熱狂のカラクリ」を特集。この10年で市場規模は2倍となり、今の日本には数少ない成長産業となったアニメ。動画配信の普及もあり世界中でアニメファンが急増する中、沸騰するビジネスの最新事情や、根深い課題を深掘りしています。
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アニメのファンが作品の舞台となった地域を訪問し、ドラマを追体験する。「聖地巡礼」と呼ばれる行動だ。

ファンによる自発的なムーブメントとして始まったが、現在は地域活性化や観光振興策としても注目される。「聖地」は今や、国内だけでなく海外からも誘客が期待できる貴重な観光資源である。

一般社団法人アニメツーリズム協会は毎年、国内外のファンからの投票に基づき「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」を選定している。

聖地の中には、もちろん地域活性化の点からうまくいっている所もあれば、そうでない所もあるだろう。そこで本誌は、数ある聖地の中で、どこが優れた聖地と認識されているのかを知るべく、アンケートを実施した。

「アニメ聖地」ベスト20

3月下旬、聖地を擁する地方自治体あるいは各地の商工会や観光協会に質問状を送付。「すごい、見習いたい、影響を受けた」と考えるアニメ聖地を、回答者の地域以外で最大3つ選んでもらった。質問状を送った83地域中、回答があったのは62地域。その結果をランキング化し、上位20を抜き出したのが下表だ。

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