「産後ケアホテル」を立ち上げた女性が描く未来 自分だからこそやるべき「仕事」を見つけたい
生き方も、働き方も、多様な選択肢が広がる時代。何でも自由に選べるってすてきだけど、自分らしい選択はどうすればできるもの? 働く女性たちが「私らしい未来」を見つけるまでのストーリーをお届けします。
日本では、出産後の女性をサポートする体制が整っていない──。
そんな社会課題の解決に取り組んでいるのが、株式会社マムズ取締役社長の斎藤睦美さんだ。
日本最大級のリゾート型産後ケアホテル『マームガーデン葉山』を立ち上げ、施設運営や産後ケアカルチャー普及のために奔走している。
産後ケア施設とは、出産直後の母親の心と体の回復を促進し、母子とその家族が安心して育児できるようにサポートするための施設だ。
国内ではまだまだ少ない産後ケア施設。
前例がほぼない中で『マームガーデン葉山』の立ち上げに挑んだ斎藤さんのキャリアをたどると、自分らしく働くためのヒントが見えてきた。
偶然見たテレビ、姉の出産を機に「産後ケア」の道へ
子どもの頃の夢は、保育関係の仕事に就くことでした。
年下の子たちと何時間遊んでいても苦にならなかったので、将来は保育園か幼稚園の先生になりたいと思っていたんです。
大学では保育士の資格も取りました。ただ、子どもと触れ合うことが好きだからといって、保育士として働く道を選んでいいのだろうか。そんな疑問も持つようになりました。
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