「産後ケアホテル」を立ち上げた女性が描く未来 自分だからこそやるべき「仕事」を見つけたい

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なぜ日本では、産後ケアの体制がこんなに脆弱なんだろう……。

そんな疑問が湧いてくるとともに、これは自分が「仕事」として取り組んで解決していくべき課題なのではないかと、はっきり頭に浮かびました。

また、これまで取り組んできた発達支援・保育の経験も役立つ分野だったので、過去に学んできたことが点と点でつながり、「これをやるためだったのか」とさえ思いましたね。

ここから、私の産後ケアホテル『マームガーデン葉山』立ち上げに向けたチャレンジが本格的に始まります。

台湾視察で痛感した、世界と日本の「産後ケア格差」

まずは、なぜ産後ケア施設が日本で必要なのか、どうしてNSグループでそれをやる必要があるのか、自分なりに考えをまとめて経営陣にプレゼンを実施。

社内の賛同を得ることができ、台湾の産後ケア施設を視察しに行きました。

(写真:woman type編集部)

小雪さんが出産した韓国や、中国、そして台湾など近隣の国では、出産をした女性たちのほとんどが産科を退院した後で産後ケアを利用します。

視察に行った台湾でも、あらゆる地域に複数の産後ケア施設がありました。

そして、ほとんどのお母さんたちが「当たり前」のように専門家の力を借り、体の回復に努めながら育児の仕方を学ぶそうです。

一方、日本ではまだまだ産後ケア施設が不足しています。東京を含む関東地方においても、自治体の運営を除くと『マームガーデン葉山』を入れて5カ所ほどしかありません(2023年5月時点)。

公的機関が提供する産後ケア施設もありますが、利用できる人数が限られているので、シングルマザーや病気を患っている方など緊急性の高い方が優先されます。

実は、私の2人の姉のうち一人は民間の産後ケア施設を利用しました。そして、もう一人の姉は自治体の産後ケア施設の利用を希望して申し込みをしましたが、落選してしまい自宅で産後を過ごすことになりました。

次ページ当たり前に使える産後ケア施設が必要
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