任天堂「ゼルダ」新作、遊んでわかった皆ハマる理由 発売日に会社を休んで遊ぶ「ゼルダ休み」も話題に

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タイヤにコログをくくりつけて強引に走らせてしまう人もいれば、多段式ロケットを作り出し、コログを空の果てまで飛ばしてしまう人もいる。コログは怪我をしないので、多少暴力的な手段も許されてしまうのである。

コログはかわいらしい妖精なのだが、かくれんぼなどをしてプレーヤーを翻弄する一面もあり、そのせいかひどい目にあわせたい人も少なくないようだ。

コログを運ぶミッションは「どんな手段でもいいから特定地点に運べばよい」というルールなので、こちらでもプレーヤーの創造力が試される。どれだけ厳しい手段をとったとしても、目的さえクリアすれば感謝されるし、報酬までもらえるからだ。

遊ぶ側の創造力で、ゲームの魅力がさらに増す

このように、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はプレーヤーが考えたことを実現できる自由なシステムを搭載しており、それが大きな支持を得ている。

美しい仕掛けを作って華麗に謎を解くのもよし、泥臭い方法で強引に条件をクリアするもよし。あらゆるプレーヤーのさまざまな手法が許されるため、遊ぶ側の創造力に伴って、より魅力を放つようになるゲームなのだ。

「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」3rdトレーラー
さまざまなものが自分で生み出せ、いろいろな遊び方が楽しめる(画像は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』3rdトレーラーより)

本作ではさまざまなテクニックが発見されつつあるが、それでもまだ発売されて数日しか経っていない。すでに「武器の時間を戻すことで敵を倒すテクニック」や「肉を空中で焼くことで空を飛ぶテクニック」など信じられない技術も見つかっているため、今後さらに本作は大きな可能性を切り開き、われわれを驚かせてくれそうだ。

渡邉 卓也 ゲームライター

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わたなべ たくや / Takuya Watanabe

いわゆるテレビゲームを専門にコラム・評論などの記事を書くライター。大学卒業後はサラリーマンになったが、満足にゲームを遊べない環境にいらだちを覚えて転身。さまざまなメディアにゲーム関連の記事を執筆。駄作に対して厳しく書いてしまうことでも知られる。

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