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キャリア・教育 #子どもを伸ばす言葉

親が言いがち実は子どもを「否定」している言葉 子どもがじっとしていられないときは叱る?

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  • 天野 ひかり フリーアナウンサー、NPO法人親子コミュニケーションラボ 代表理事
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自発的な我慢とは、自分の目的のために、何をすべきかを考えて自己抑制できることです。

ミーちゃんは、「ジャングルジムに登りたい」「蜘蛛の巣の前を通りたい」という自分の目的に向けて、泣くことを我慢しているので、自発的な我慢の力が育っています。

ですから、お母さんがここで「我慢しなくてもいいよ」というのは、考えてみればおかしな話。心配するお母さんの気持ちはよくわかるのですが、この場合は「認める言葉」をかけましょう。「我慢しなくていいよ」も認める言葉ではないの?と思いますよね。実はこれ、認める言葉ではないのです。OKマンガを見てみましょう。

『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』©天野ひかり(著)とげとげ。(イラスト)/ディスカヴァー・トゥエンティワン

「無理しなくていいよ」がNGの理由

OKマンガとNGマンガとの決定的な違いは、「無理しなくていいよ」「泣いてもいいよ」「我慢しなくていいよ」といった、許可の言葉を使っていないことです。

「無理しなくていいよ」という言葉は、子どもを認める言葉にも聞こえます。でもこれは親が判断を下している言葉。認める言葉ではありません。同じ意味で、「我慢しなくていいよ」も一見、認める言葉のように感じますが、せっかく子どもが自主性を伸ばそうとしているのを妨げる可能性があります。気をつけましょう。

「我慢できたからえらいね」も一見、認めている言葉のように感じますが、子どもは「我慢できる子」という期待に応えようとして、自分の意思とは違うことを演じて苦しくなる可能性があるので、気をつけたいですね。

それでは何と言えばいいのか? お子さんの行動や気持ちをそのまま言葉にして認めるだけでいいのです。子どもが「怖い……」と言えば、「怖いね」。子どもが「てっぺんまで登った」ら、「登ったね」。これが認める言葉です。そう、とっても簡単なことです。

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【我慢の力を育てる2つのポイント】

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