OKマンガはいかがでしたか? じっと座らせたいのに、一緒に走ってどうするの……? と思われたかもしれませんね。でもね、今、このお子さんは、走り回ることに夢中です。私から見ると、走ることに集中していて、すごい力。グングンと集中力を育てている最中に見えるのです。
実は、好きなことに没頭できた子どもは、集中力を育むことができます。
この場合は、走り回ることですが、他にも、アリに夢中になったり、紙をビリビリ破ったり、絵本の同じページを何度もずっと見ていたり、親にとってはやめてほしいことだとしても、子どもは楽しむことで、しっかり集中力を育んでいます。
多くのお母さんお父さんは、子どもがせっかく集中しているのに、途中でやめさせて、嫌がること(マンガの場合はじっと座らせること)をさせてしまいがちです。
残念ながらこれでは、集中力は育ちません。逆効果ですね。
もう少し大きくなって、机にじっと座って集中できるようになるためには、今子どもが自ら没頭することを、親が一緒に楽しんでやらせられるかどうかが、大事なのです。
思い切り楽しめた子ほど、集中力を発揮する
このときのポイントは、子どもが没頭していることを苦々しい顔で黙認しないこと。
マンガの場合、走り回る子を「仕方ない……」とあきらめて放任するのではなく、ぜひ、「今、集中力を育んでるのね!」と前向きに捉え、認められるといいですね(もちろん周りの人の邪魔にならないよう気をつけて)。
先に子どもが自分のしたいこと(走り回ること)を認められて満足すると、その後はイベントにもちゃんと参加できるようになります。
集中力をしっかり育んだお子さんは、成長して、机に向かう時期になったときにすごい力を発揮します。
集中力とは、親の言うことを聞いて、じっと座っていることで育まれるのではないのですよ。
心配せずに、どうぞ一緒に楽しんでくださいね。
OK (今、集中力を育んでいるのね!)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら