銭湯から定年力まで!これがユニークな検定だ 話のネタになり、自己アピールにもつながる

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●声優能力検定
  (日本声優能力検定協会)

声優や「声の仕事」を志望する人向けの検定試験だ。滑舌やナレーション、声の使い分けなどを録音して、合否を判定。1~5級の5段階があり、随時受験可能である。

●銭湯検定
  (日本銭湯文化協会)

日本の古くから続く文化である、公衆浴場について学べる検定だ。銭湯の歴史、建築、入浴法などが出題される。4級はオンライン形式などで受験し、3級以上は会場で受験する。

●掃除能力検定
  (日本掃除能力検定協会)

掃除に関する知識などが出題される。1級から5級まであり、入門編に当たる5級は、戸建てやマンションといった生活空間の掃除が対象だ。4級はオフィスや飲食店といった店舗が対象。1級は実技試験もある。

●定年力検定
  (日本定年力検定協会)

セカンドライフを対象にした検定である。豊かで充実した第二の人生を過ごすために必要な経済的知識が問われ、充実した老後の生活設計ができる知識を得られる。

●日本城郭検定
  (日本城郭協会)

城の奥深い魅力を理解するために立ち上げられた検定。初級レベルの3級から専門家レベルの1級まで、4段階ある。合格者は認定バッジや名刺などの購入特典が得られる。

猫の鳴き声を聞き分ける「ねこ検定」

●ねこ検定
  (ねこ検定実行委員会)

猫の鳴き声を聞き分けられたり、サインを見分けられたりするなど、習性を理解して、共に過ごせる知識があるかを問う。上級、中級、初級の3レベルがある。

●夜景観光士
  (夜景観光コンベンション・ビューロー)

夜景鑑賞士検定とイルミネーション検定が統合されて2019年に誕生した。夜景観光スポットの知識を問う試験で、検定を通して夜景観光案内ができる人材の育成を目指している。

●和食検定
  (日本ホテル教育センター)

日本の食文化を理解し、伝えるための基礎知識の普及と、和の食文化の発信に必要な専門知識と実務知識の理解度を測るというもの。初級、基本、実務の3レベル7級があり、筆記試験で実施する。

国内に資格や検定は数千あるとされる。ぜひ自分のできる範囲でいいので、楽しみながら試験にトライして頂ければ幸いである。

宇都宮 徹 東洋経済 記者

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うつのみや とおる / Toru Utsunomiya

週刊東洋経済編集長補佐。1974年生まれ。1996年専修大学経済学部卒業。『会社四季報未上場版』編集部、決算短信の担当を経て『週刊東洋経済』編集部に。連載の編集担当から大学、マクロ経済、年末年始合併号(大予測号)などの特集を担当。記者としても農薬・肥料、鉄道、工作機械、人材業界などを担当する。会社四季報プロ500副編集長、就職四季報プラスワン編集長、週刊東洋経済副編集長などを経て、2023年4月から現職。

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