「彼は既婚」37歳女性が落ちた婚活パーティーの穴 「身分証明が甘い」パーティーには注意が必要

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お見合いトークとパーティートークは違う。

パーティーは短時間に大勢の人と話すので、どれだけ印象に残る会話ができるかが重要だ。また、女性と男性とでは会話の仕方が違う。女性は、男性にいい印象を与えるために“寄り添いの会話”をする。対して男性は、女性に対して“称賛の会話”をする。

男性の仕事がコンピューター関係だったとする。それを聞いた女性が、「コンピューター関係のお仕事なんですね。すごーい。私、パソコンのハード部分は超苦手で。新しいパソコンを買うと、初期設定とかも自分じゃできないんですよ。そういうのをスイスイやってくれる男性って、横で見ていたら素敵だなと思っちゃいます」。

男性の趣味が旅行で、最近京都に行ってきたという話になったら、「京都? 私も大好きです。神社仏閣をめぐると気持ちも落ち着くというか。コロナもあって、もう3、4年行ってないから、行ってみたいなぁ」。

ポイントは、“男性が言ったことと同じ行動ができたら楽しい。うれしい”と、寄り添うことだ。ここでは、「あなたにパソコンの初期設定をしてほしい」「あなたと一緒に京都に行きたい」と言っているわけではないのだが、言われた男性は、目の前の女性がタイプだったりすると、それを自分に置き換えた想像する。

男性はとにかく女性を褒める会話をする。

「趣味は料理です」と言ったら、「料理が得意な女性っていいですよね」と褒める。「料理が得意なんですね。〇〇さんが作った手料理を食べてみたいなぁ」はNGだ。「週一で、ヨガをやっています」と言ったら、「だからスタイルがいいんですね」と褒める。「ヨガですか。今度僕にも教えてください」は、NG。

“寄り添ったり、褒めたり、そこまで媚を売らなくてもいいのでは?”と思う人もいるかもしれない。しかし、パーティーは大勢の中で、より印象を残せるかどうかが勝負なのだ。

お見合いの1対1の会話よりも、多少あざといくらいのほうが、相手の記憶に残る。そして、10対10のパーティーだったら、10人に名前を書いてもらう気持ちで臨む。全員に名前を書いてもらっていたら、自分がいいなと思って名前を書いた人とは、必ずマッチングすることになるのだから。

パーティーで受けない人の特徴

私は、仲人としてこれまで多くの婚活パーティーに立ち会ってきた。そんな中で、マナー違反な人たちがいる。これは女性に多いのだが、会場に入った瞬間、集まっている男性陣をスーッと見渡し、そこから仲人のところに駆け寄ってきて言う。

「ムリです。誰もいません。もう帰りたい」

こうした女性は、男性陣からも「ムリ」だと思われている。パーティー終了後にマッチングシートを見てみると、誰もその女性の名前を書いていない。つまり、誰からも選ばれていないのだ。

男性で多いのが、照れからなのか、“仲人に参加しろと無理やり連れてこられました”という体で参加している人。ちっとも楽しそうではないし、無愛想で、女性を上から目線で品定めしている。

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こうした男性は、マッチングシートに誰の名前も書かない。備考欄に「オファーがあったら考えます」と記入したりするのだが、女性陣からのオファーは1つもない。

婚活パーティーは、自分のコミュ力を磨ける場でもあるし、試せる場でもある。ここで出会って結婚しているカップルも多い。多少のノウハウは必要だが、「出会いがない」と嘆いていてもなにも始まらない。気になるようであれば、ぜひ一度参加してみてはいかがだろうか?

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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